原因は食いしばり? TCH
原因のはっきりとしない歯の痛みの多くは、食いしばりの可能性が高いです。食いしばりは、食事中の3倍の力(100㎏以上)の負荷が、歯にかかってきます。
食いしばりやTCH(tooth contact habit)を止めれば、不調がなくなることが多いです。
TCHとは、上下の歯を無意識にくっつけている癖のことです。
本来、上下の歯は、会話・食べ物の咀嚼・嚥下時に瞬間的に接触するだけです。1日の接触時間は、20分以下です。
唇を閉じていても、上下の歯は接触せずに2mm程空いている状態、舌は上顎にピッタリくっついている、これが正常です。
上下の歯が軽く触れているだけでも、その時間が長ければ不調の原因となることもあります。
この正常な状態を維持できない方の口の中には、
楔上欠損
骨隆起
舌圧痕
頬圧痕
咬耗
歯列不正(出っ歯、受け口、開口、叢生)
などが必ず見られます。
知覚過敏がひどくなったり、歯の詰め物が外れやすくなったり、、起床時に顎がこわばったりする症状があるなら
上下の歯を接触しないように、常日頃から歯を離すことを意識してみると改善するかもしれません。
2022年01月03日 10:00