こだわりのペースト
歯科医院でクリーニング時に、何の歯磨剤(ペースト)で磨かれているか、ご存じの方は、ほとんどいらっしゃらないと思います。歯科医院によっては、まだまだ粗いペーストを多様したクリーニングは、多いようです。
大切な食器を、クレンザーを付けたたわしで磨く人は、いないと思います。
エナメル質の厚さは1~2mm、歯の根本のセメント質は20~50μmです。こんなにも薄い歯面をプロが磨くのですから、
使う道具、ペーストにも、なぜこれを使うのか、こだわる明確な理由がなければなりません。
粗いペーストでエナメル質を傷つけてしまうと、研磨をするのに時間がかかり、確実に薄くなってしまい、取り返しがつきません。
クリーニングは、歯にも歯ぐきにも優しいものでなければなりません。
使うペーストは、患者の歯質によって使い分けするものです。
味や香り、発泡剤無配合、研磨剤有り・無し、フッ素有り・無し、成分配合、ペーストの粘性・透明度など・・・
クリーニングの施術内容やサービスは、歯科医院で大きく異なります。明確なルールや基準もありません。
2021年11月19日 17:00