CADCAM セレック 精度(治療レベル)
CADCAM ・・削った歯をペンタイプのスキャナーで読み込み、ミリングマシンで材料を削り、その場で人工歯を作ってしまう治療です患者にとっては、①短時間で被せ物、詰め物が入る。(早ければ当日に)(当日入る場合は、割高になる医院もあります)
②型取りをしないで済む。(嘔吐反射がある方には良い)
スキャナーは、まだこれだけ大きく、太いので、撮影する方向で適合に大きな差が生じます。
③最先端の治療を受けた気分になる
歯科医院にとっては、①自院で作れるので安価で作れる。(スタッフに作らせれば材料代しかかからない)(技工所に依頼しないで済む)
②パフォーマンス効果がある(待合室に置いているところも)
③作業効率が向上するため、回転率が上がる(売上が上がる)
➃印象代、石膏代、バイト材代、トレー代、など経費がかからない
患者にとって大事なのは、治療の質がどの程度なのか、この1点につきます。
●歯を削る・・・人(歯科医師)(丸みを帯びたように削らないと適合が悪くなりますので、従来と比べて削る量は多くなります)
●歯をスキャンする・・人(歯科医師、スタッフ)
●設計する・・・人(歯科医師、スタッフ)
●人工歯を作る(削り出す)・・セレック(機械)
●人工歯を接着する・・・人(歯科医師)
歯を形成する人、スキャンをする人、データ・設計の入力をする人によって、出来上がる人工歯の精度は、大きく違ってきます。
まだまだこれから改良の余地がたくさん残されており、使用するには数年早い気がします。
人工歯(技工物)の精度に対しては、懐疑的な歯科医師も多いのが実情です。
歯科技工士の方に、手作業で作っていただいた人工歯の方が精度が高く、高品質であることは間違いありません。
機械で簡単に作れるほど単純なものではありません。
2021年12月01日 15:00