関節リウマチの原因は歯周病?
関節リウマチは、免疫の異常により、主に手足の関節が腫れたり痛んだりする病気です。進行すると関節が変形してしまいます。最近の研究では、関節リウマチの方には、重度の歯周病がみられることが多いこと
歯周病菌が関節リウマチの炎症や進行に影響を及ぼしていること
口の中の細菌は、関節内にまで移動していること
関節リウマチには、歯周病菌(P・gingivalis)(ジンジバリス)が関与しています。
ジンジバリスは他の歯周病菌と違って、①周りのタンパク質の形を変えてしまいます。(シトルリン化)
②この変性タンパク質を排除しようと抗体が作られます。(抗CCP抗体)
③この抗体がリウマチを引き起こします。
歯周病を放置→炎症部分から歯周病菌が体内へ→関節リウマチの原因物質が増加する
歯の数が少ないほど、関節も腫れやすい傾向があるため、歯を失う前にきちんと歯周病の治療をしておきましょう。
(リウマチの症状が改善するという報告もされています)
2021年10月21日 19:00