歯性上顎洞炎
歯性上顎洞炎とは、歯ぐきの感染から細菌が歯根を経由して上顎洞まで、その感染を広げることで発症します。歯の病気が原因で副鼻腔炎が生じるケースがふえています。
中でも、第1、第2大臼歯の歯根尖が上顎洞に露出していることも多く、細菌が侵入して歯性上顎洞炎になりやすくなります。
歯周病や根管治療の不良でなることが多く、症状としては、歯痛、歯肉腫脹、悪臭を伴う鼻水、頬部痛、頭重など。
抗菌薬の服用で消退することもありますが、ひどい場合は、抜歯や根治目的での手術が必要になることもあります。
新型コロナウイルスの感染リスクも考慮して、鼻をかむ前後は、必ず手洗いをして、顔や口に飛沫がつくこともあるので
水で洗い流して拭くなど配慮してください。
2021年07月13日 18:00