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薬剤耐性(AMR)対策  薬剤耐性菌を増やさない 抗菌薬 歯性感染症

2014年に、26種類全ての抗菌薬に耐性をもつ細菌に感染した女性が死亡した報道がありました。
このようなスーパー耐性菌は、世界中に広がっているそうです。

そのため、抗菌薬の薬剤耐性(AMR)対策をとらないと2050年には3秒に1人(1,000万人)が死亡すると言われています。
どのような対策をとればいいのでしょうか?

むだな抗菌薬は処方しない・使用しない・・・対策はこれ1つです。
現在多くの医院で処方される抗菌薬は、A菌のみに効けばいいのに、B菌・C菌にも効いてしまいます。
叩く必要がある細菌のみをターゲットにした処方、必要な期間だけに処方する習慣を身につけないといけません。

このように思っていませんか?
  ●かぜには抗菌薬が効く→ウイルスが原因なので抗菌薬は効きません
  ●症状が良くなったので抗菌薬の服用を止める→期間を守って服用する
  ●余ったのでとっておく
【抗菌薬を服用していれば安心できるので処方してください】このような方も多くいらっしゃると思います。
抗菌薬を減らすには、医療従事者も患者側への十分な説明をしていく必要があると思います。

まだ腫れているから、抜歯したから、という理由で『お薬3日分出しておきます』・・このような出し方はなくなってきました。
 
2021年07月03日 13:00