世田谷区三軒茶屋の歯科【STデンタルサロン】

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歯根破折 歯根破折保存治療 

歯の根にヒビが入ったり、割れたりしてしまうことを歯根破折と言います。
神経(歯髄)をとって、根管治療がされている歯に起こることが多く、歯根破折は、虫歯・歯周病に次いで
歯を失うことの多い原因の1つです。

神経を抜いてしまった歯には、栄養がいかず、枯れ木のような状態ですので折れやすくなります。また、治療の際に
歯を削りすぎて歯質が薄くなったケースに歯根破折は多くみられます。

こうならない為には、できるだけ歯を削る治療を受けない
          歯の神経を取らない(ドックベストセメントや3mix療法を試してみる)
          再治療しない(やり直す度に歯は薄くなる)

歯に違和感があり、他院では様子を見ましょうと言われるも、不安な為、セカンドオピニオンで来院。
歯には、打診痛も動揺もなく、歯周ポケットも深くない。レントゲン写真でも、確定診断はつきません。
外見からは特に異常はなく、自覚症状が乏しいと見逃してしまうことも少なくありません。
ただ、歯を削る量が多く、歯根破折の疑いは残ります。
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CT撮影によって、歯根の横破折と診断。
違和感の原因がはっきりしました。
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今は歯根破折を起こしても、すぐ抜歯→インプラントではありません。接着技術が進んでいるので、
歯根破折保存療法で残せる可能性もあります。他院で抜歯と言われても心配しないでください。
残せる可能性が0でない限り、何とか抜歯せずに済むように努めています。
2021年06月28日 14:00