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口の中は、お尻よりも汚い?

入口である口は、出口である肛門より汚いか?
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結論から言えば、口の中のほうが、細菌数がはるかに上回りますが、比べる細菌が違うため
どちらとも言えない・・・です。
口の中には、700種類以上の細菌がいます。
  ●よく歯を磨く人    1,000~2,000億個の常在菌
  ●あまり歯を磨かない人 4,000~6,000億個
  ●全く磨かない人    1兆個
  ●大便1g       100万個(肛門には100種類以上の大腸菌)
口の中の菌数は常に一定に保たれていて、良い菌が多いか、悪い菌が多いかで健康が左右されます。
口の中に残った食べかすをエサに、細菌はネバネバの物質を作り、歯の表面にべったり張り付きます。
これが、バイオフィルムと呼ばれるもので、1g当たりに1,000億個存在しています。
悪い菌が増えれば虫歯・歯周病・口臭の原因になるほか、動脈硬化・脳血管疾患・心内膜炎・早産・流産・
低体重児の出産・肺炎・胃潰瘍・腎炎など歯周病菌が血液を介して、他の臓器に移り全身の健康に影響を
及ぼすことが指摘されています。
歯磨きしていても虫歯・歯周病・口臭が良くならない方は、たんに歯垢が取れていないからです。
唾液の分泌量を上げるために、よく嚙んで食べたり、ガムを嚙んだり、唾液腺マッサージも効果があります。
でもメインは歯磨きです。歯ブラシ、特にデンタルフロスを使って歯垢落としに勝るものはありません。
2021年06月02日 17:00