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う蝕(虫歯)のコントロール  母子感染注意!

生まれたばかりの赤ちゃんには、虫歯菌(ミュータンス菌)はいません。
歯が無ければ、虫歯菌は生きていけないからです。

虫歯菌の感染は、歯が生え始まる生後6ヶ月から始まり、1歳6か月(奥歯が生え始める)~2歳6か月(乳歯列完成)までの
時期に最も感染率が高まります。
この時期は、虫歯菌の住み家が増し、砂糖を摂取する機会も増え、他の菌が少ないことも原因です。

虫歯菌の感染が早ければ早いほど、虫歯になりやすい傾向(16倍)があります。
   2歳まで感染なし・・・4歳になった時の虫歯の数は0.3本
   2歳で既に感染・・・・4歳になった時の虫歯の数は5.0本

まわりの大人が、自分の嚙んだものを与える(口移し)、同じ箸やスプーンを使う、ペットボトルの回し飲みなどで感染。
感染は母子由来が51.4%、父子由来が31.4%、その他18.6%

虫歯菌が少ない母親の母子感染率6%
虫歯菌が多い母親の母子感染率は58%と9.6倍もの差があります。

4歳まで子供に感染させない、母子関係を防ぐためにお母さん自身の菌レベルを下げておくことも大切です。

特に小児の場合、最初の充填処置が早ければ早いほど、歯の寿命が短くなることが分かっています。
だからこそ、できるだけ歯を削らずにリスクコントロールしていくことが大切になってきます。
2021年09月13日 10:00